- 全てにあらがい尽くすものたち -
May 14, 2014

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 前回の作品を描いてから3年半(゚w゚;)、久しぶりにKuniolの脳内妄想ストーリー【Seraphic Revolution】のワンシーンを描きました。今回は第二章のラスボスであり、宗教戦争を起こしまくっている枢機卿=ロスグレイズとの戦いです。

 左側の枠線内には主人公御一行が並んでおり、上から主人公のエルファナちゃん、準主人公のレフィーゼ、世話役で片腕の剣豪であるゼルカトラとなっとります。彼等は「変革機構」という組織に属しており、世界中をドタバタと駆け巡って諸悪の根源を断っていきます。
 一方のロスグレイズは、世界を裏から操る種族の臣下として、宗教間の対立を激化させ、戦争へと導く悪の枢機卿です。世界を敵に回してでも愛娘を守りたいという想いから、闇の契約を行い、結果として悲惨な戦争を起こすことになったのです。
 エルファナちゃん達に追い詰められたロスグレイズは、悪魔の姿に変身し、最後の戦いに挑みます。勿論、エルファナちゃん達にとっても負けられない戦い。運命にあらがう者達の戦いのシーンなのです!!!11!1(興奮気味)

 ゼルカトラ(画像左下)は今回初登場ですな。【Seraphic Revolution】には数々の不幸キャラが登場するのですが、ゼルカトラの人生も過酷なものでした。元々は亡国の剣士でしたが、究極の戦闘生命体を作り出すために設立された悪の研究所に捕らわれ、実験体として人体改造を施されまくりました。そして、ある日、ゼルカトラの目の前に戦闘実験の相手として現れたのは、まだ年端もいかない幼い少女−ハイリスでした。ハイリスもまた、究極戦闘生命体になるべく改造を施されていたのです。殺し合わねばならない二人。「こんな非人道的なことが許されるはずがない!」ゼルカトラはハイリスを救い出し、研究所を脱出する決心をします。
 脱出する際、強力な捕捉魔法に捉えられてしまったゼルカトラは、捉えられた左腕を切り落とし、なんとか逃げ切ることができました。しかし、重傷のせいで段々と体力を失っていくゼルカトラ。朦朧としていく意識。そんな状況でレフィーゼがここぞとばかりに現れ、若干なし崩し的に闇の契約へと至りました。
 今では「変革機構」でも指折りの剣の名手として、レフィーゼやエルファナちゃんの保護者を務めております。